『加齢臭』とは、中高年の方から発せられる独特な臭いのことです。
気にして色々な対策を取られている方も多いのではないでしょうか。
臭いの原因
加齢臭の原因と言われているのは、“ノネナール”という物質が皮脂腺から分泌され、酸化してしまうことです。
しかし、原因はそれだけではありません。
不規則な生活習慣や偏食などが原因と言われている『メタボ臭』や、
肝機能などの免疫機能低下が原因と言われている『疲労臭』など
様々な臭いが混じりあって独特の臭いを発生させているのです。
食事が体臭の元
“ノネナール”の元となっているのは、脂質です。
“臭い”には、生活習慣なども深く関わっています。
つまり、“臭い”と“食事”は密接に関わりあっているのです。
だからといって、脂質を全く摂らなかったりするのはよくありません。
健康を保つことができず、反って加齢臭を悪化させることになりかねないからです。
野菜をたくさん摂る
まず、油ものばかりという食生活は控えましょう。
脂肪分を多く摂ってしまうと、臭いの元を作りだす成分を体の中に増やしてしまいます。
そして、加齢臭を抑えるためには、体の中の酸化を抑えることが大切になってきます。
酸化させないために摂ると良いのは、“野菜”です。
野菜に豊富に含まれているビタミンCやE、ポリフェノールなどが酸化を抑えるのに大切な栄養分なのです。
また、酸化を抑える成分が豊富に含まれているという点では、
オリーブオイルもオススメです。
野菜中心の食生活を心がけ、お肉やお酒は少し控えましょう。
腸内環境を整える
体の中で“腸”というのは、とても重要な部分です。
腸内環境と体臭は関係していて、どれだけ香水などで体臭を消そうとしても腸内環境を整えない限りなかなか改善はされていきません。
食物繊維をきちんと摂り、腸内環境を整えるようにしましょう。
食物繊維だけを摂ると、腸内で固まってしまったりするので、
同時に水分も摂ってあげてください。
適度な運動
加齢臭と運動は関係ないと思われていた方も多いのではないでしょうか。
運動は確かに食事ではありませんが、必要です。
腸内環境を整えることにも繋がりますが、体内に老廃物が溜まってしまっているとそれが臭いの元となることもあります。
できれば有酸素運動を行い、汗を流して老廃物を流してあげましょう。
加齢臭は誰にでも訪れるもの
加齢臭は年齢で出てきてしまうものなので、ある程度は仕方がないです。
若い人に心ない言葉を浴びせられたとしても、気に病むことはありません。
若い人は若い人で汗臭さなどの体臭が漂いやすく、無臭な人なんていません。
臭い対策をするなら、表面をキレイにするのも大事ですが、体の中からキレイを目指しましょう。
タバコやお酒を際限なく吸ったり飲んだりするのは、悪化の原因となるので、ある程度セーブしてくださいね。