大人になっていくにつれ、よく飲む飲み物といえば“コーヒー”や“紅茶”が多くなっていきますようね。
存在感が薄くなりがちな“ココア”ですが、実は私たち人間の体に重要な成分が豊富に含まれているのです。
神様の食べ物
ココアはカカオから作られています。
カカオは、「テオブロマ・カカオ(神様の食べ物)」という別名を持ち、
不老長寿の薬として王侯貴族に愛されてきたと伝えられています。
1995年9月には、チョコレート・ココア国際シンポジウムが行われ、
カカオの成分は、癌や動脈硬化、アレルギー、虫歯の予防に効果があるという様々な研究報告がなざれました。
コレステロール値を下げる
ココアは甘いですよね。
甘いことから、ココアはコレステロール値を上げてしまうと考えている方も多いのではないでしょうか。
カカオの主要成分は“カカオバター”ですが、
そのカカオバターには、コレステロール値を下げる成分が含まれているとされています。
カカオ・ポリフェノールの効果
カカオに含まれているポリフェノールには、“抗酸化作用”があるとされています。
抗酸化作用とは、胃腫瘍や癌、糖尿病の原因の1つである“活性酵素”の発生を防御する働きのことです。
老化現象というのも、体の中側が酸化していくことによって起きる現象です。
だから、抗酸化物質が美容に効果的だと言われているのです。
精神集中・精神安定
実は、カカオの香りも脳に影響を与えるのです。
その結果、ココアを飲むことでリラックスできたり、集中力が高まったりします。
ココアは昔、戦士たちの体力増強と疲労回復剤として用いられることもあったようです。
現代では、即効のある疲労回復剤として期待することはできませんが、頭脳労働が求められ、ストレスの多い社会で生きる現代のリラックスするひとときには適していると言えるでしょう。
バランスのとれたミネラル、豊富な食物繊維
ココアは、ミネラルのバランスが優れていることや食物繊維が含まれていることが特徴です。
日本人が不足しがちの食物繊維、鉄分、カリウムなどをバランスよく摂取できることもココアの魅力の1つです。
ココアのすごいところ
いかがでしたか?
人によって体質の違いはあるので一概には言い切れませんが、ココアには多くの魅力が詰まっているのですね。
そしてココアの何よりの魅力とは、お手軽に飲むことができてしまうことではないでしょうか。
牛乳嫌いのお子様には、ココアは牛乳を飲ませる手段にもなります。
砂糖の入っていないココアを選べば、好みの甘さにして飲むことができます。
続けなきゃ続けなきゃと気を張らなくても、気楽に飲み続けられます。
ココアには、マシュマロやクリームを入れたり、シナモン風味にしたり、ホット・アイスどちらもいけたりと楽しみ方のバリエーションも豊富です。
ココアは、ぜひ楽しみながら美味しく飲んでくださいね。