最近流行りのスーパーフード。
アマランサスの広がりも大きく、スーパーなどでも見かけるようになりました。
アマランサスとは
その栄養価の高さから「スーパーグレイン(驚異の穀物)」とも呼ばれている、南米産のヒユ科の穀物です。
古代インカ帝国では、インディオたちの主食とされ、豆やトウモロコシと並ぶ重要な食べ物だったと伝えられいる、歴史ある穀物です。
ギリシャ語で【花がしおれることがない】という「アマラントス」が語源となっており、
種子を食用とする他、観賞用の花としても親しまれています。
日本にも伝わっていた
江戸時代末期に岩手県軽米地方で栽培されていた記録が残されているそうです。
当時は、「赤粟(あかあわ)」や「仙人穀(せんにんこく)」と呼ばれていました。
「仙人穀」という呼び名は、当時からその優れた栄養価が評されていたであろうことが伺えます。
実際、そんなに栄養価が高いのか?
アマランサスは主食とされてきたので、精白米の栄養価と比べてみましょう。
下の図は、カルシウム・鉄分・食物繊維がアマランサスには精白米の何倍含まれているのかを表したものです。
カルシウム | 約30倍 |
鉄分 | 約50倍 |
食物繊維 | 約8倍 |
カルシウムは骨や歯の主な成分で欠かさず摂る必要があります。
鉄分は特に女性が不足してしまう成分であり、月経時などに流れ出てしまうので摂取が必要です。
食物繊維は腸内環境を整えるのに重要な役割を担っています。
そしてこれらの成分は、意識して摂っていかなければ不足しがちになってしまいます。
これだけの含有量があると嬉しいですね。
普段は摂りにくい栄養素が摂れる
栄養素の中には、必須アミノ酸というものがあります。
必須アミノ酸とは、人間の体内で生成できず、食物から栄養分として補わなければならないアミノ酸のことです。
そしてアマランサスには、必須アミノ酸の一種である“リジン”や“メチオニン”という栄養素が豊富に含まれています。
アマランサスの最大の魅力
アマランサスは、普段の食事ではなかなか摂りにくい栄養素が摂取できる点が最大の魅力です。
一番オーソドックスな食べ方は、白米に混ぜて一緒に炊く食べ方です。
他にもデザートに混ぜる食べ方など様々な食べ方があります。
次回の記事、【アマランサスを最大限活用しよう!~基本から応用まで~】で
アマランサスの活用方法をご紹介しております。
ぜひご参考にしてください。