スーパーフードとして大人気のキヌア。
芸能人も使っていることで一躍広がりを見せましたが、キヌアの魅力とは何なのでしょうか?
キヌア(キンワ)とは
一説では、5000年も前から栽培されていたと言われている穀物です。
いわゆる「痩せた土地」と言われる作物が育ちにくい土地でも栽培ができる、貴重な穀物です。アンデス地域で栽培されており、古くから授乳時期のお母さんが食べると良い穀物ということで「母の穀物」と称されるほどの栄養価の高さを持ち、重要な穀物でした。
どのくらい栄養価が高いのか
キヌア(キンワ)の最大の特徴は、その栄養価の高さです。
精白米に混ぜ込んだり、代用としての食べ方が一般的なので精白米と比べてみましょう。
下の図は、キヌアには精白米の何倍の栄養が含まれているのかを示した図です。
タンパク質 | 約2倍 |
良質な脂質 | 約5倍 |
食物繊維 | 約8倍 |
カリウム | 約6倍 |
カルシウム | 約10倍 |
マグネシウム | 約7倍 |
リン | 約7倍 |
鉄 | 約8倍 |
例えばタンパク質は、人間の体を作ったり、機能を働かせて健康を保つのに必要な栄養素です。
タンパク質は、ダイエットをしている方が不足しがちになる栄養素なのできちんと補ってあげることが重要となってきます。
良質な脂質は、オリーブオイルなどにも含まれており、健康的なダイエットに必要な栄養素だと言われています。
食物繊維は腸内環境を整えるのに必要です。
この他、人が生きていく上で必要な栄養素が豊富に含まれています。
キヌアの栄養価の高さは世界が認めた
2013年には、国連が“国際キヌア年”と制定しました。
これは、国連がキヌアの栄養価の高さを認め、世界の貧困対策に適しているとしました。
また、アメリカ宇宙ステーションのNASAは、
その栄養バランスの良さから宇宙食候補としてキヌアを挙げています。
キヌアは面白い
キヌアの魅力は、栄養価の高さだけではありません。
キヌアは、炊くと約5倍ほどに膨らみます。
プチプチとした食感で、食事をより楽しくしてくれます。
また、キヌアはフライパンで煎るとポップします。
使い方のバリエーションが広いので、料理もより楽しくしてくれることでしょう。
キヌアで美味しく楽しく
いかがでしたか?
アマランサス同様、ご飯に混ぜ込んだり、代用としての食べ方が一般的ですが、
上でご紹介したようにフライパンでポップさせるなど、とても楽しい食べ物です。
次回の記事『キヌアはこんなに面白い!活用法まとめ』で
キヌアの活用方法をご紹介しております。
そちらもぜひご参考にしてください。